変だな。こんな所に来て懐かしいと感じるなんて。

でも、懐かしい気分になったからパニックにならずにすんだんだろう。

あたりをキョロキョロしていると、突然後ろから、「どうしたの?」と声をかけられた。

慌てて振り向くと、青い目、明るい茶色の髪の男の子が立っていた。年は…私と同じ中学二年生くらいかな…。

「ねぇ、君、どうしてここにいるの?」

「えっと…私にも分からなくて…。」

「そっか…」

男の子は納得していない様子。でも、一体この人は誰なんだろう?

どこかで見たことあるような、無いような…