竹やぶの中へと向かう、1人の男がいた



「随分遅くなってしまったな、歳に怒られてしまうかな?」



薄暗い夜道の中で、1人呟きながら歩いていた




そこに、微かな声が聞こえてきた




「ん?なんだ?」





声のする方へ向かってみると、横たわっているひとりの少年がいた


男は



「こんな時間にどうしたんだい?君の親はどこにいるんだい?」




と、問いかけた