やっと先生が入ってきて、新しいクラスメイト達がそれぞれ自己紹介する。
私はどうでもいいからさっさと済ませ、あとは聞き流していた。
そうこうしているうちに、昼休み。
授業も分かりやすく教えてもらえたし、特に不満に思うことも無く、私はお弁当を持って屋上に向かった。
ガタッ
少しワクワクした気持ちで、屋上へ出るドアを開ける。
今までは教室で食べてたけど、二年生になって一学年上がったら、屋上に行ってみようと密かに計画していたから。
「広い…!」
屋上が予想以上に広くて、テンションが上がる。
とりあえず、ドアの裏側、一番狭くて、屋上に誰かが入ってきても死角になる位置に陣取り、お弁当を広げた。
「…いただきます」
卵焼きや、小さめに作ったコロッケ、からあげなど、全体的に茶色で色が無いお弁当だけど、私が好きなものがたくさん詰まってる素敵なお弁当。作ってるのが私だから当然だけど。
「おいしい。さすが私ね」
バンッ!
自作のお弁当を静かに自画自賛していると、少し大きい音を立てて屋上のドアが開いた。まぁ私は死角になる位置にいるから関係無いのだけど。
「いっちばーん!みんなも早く来なよー」
「おい悠里っ!ちょっと待てよ」
聞こえてきた、一人の女の子と数人の男子の声。
こっそり覗いてみたら、まぁ頭がカラフルなこと。金髪とか赤髪とか、他の人達もメッシュ入れてるし。
関わらない方が身のため。
即座にそう判断した私は、音を立てないように細心の注意を払って残りのお弁当を食べ始めた。
私はどうでもいいからさっさと済ませ、あとは聞き流していた。
そうこうしているうちに、昼休み。
授業も分かりやすく教えてもらえたし、特に不満に思うことも無く、私はお弁当を持って屋上に向かった。
ガタッ
少しワクワクした気持ちで、屋上へ出るドアを開ける。
今までは教室で食べてたけど、二年生になって一学年上がったら、屋上に行ってみようと密かに計画していたから。
「広い…!」
屋上が予想以上に広くて、テンションが上がる。
とりあえず、ドアの裏側、一番狭くて、屋上に誰かが入ってきても死角になる位置に陣取り、お弁当を広げた。
「…いただきます」
卵焼きや、小さめに作ったコロッケ、からあげなど、全体的に茶色で色が無いお弁当だけど、私が好きなものがたくさん詰まってる素敵なお弁当。作ってるのが私だから当然だけど。
「おいしい。さすが私ね」
バンッ!
自作のお弁当を静かに自画自賛していると、少し大きい音を立てて屋上のドアが開いた。まぁ私は死角になる位置にいるから関係無いのだけど。
「いっちばーん!みんなも早く来なよー」
「おい悠里っ!ちょっと待てよ」
聞こえてきた、一人の女の子と数人の男子の声。
こっそり覗いてみたら、まぁ頭がカラフルなこと。金髪とか赤髪とか、他の人達もメッシュ入れてるし。
関わらない方が身のため。
即座にそう判断した私は、音を立てないように細心の注意を払って残りのお弁当を食べ始めた。
