信じられない。 ジェイが、来てくれた。 「よく頑張ったな」 溢れる涙をぬぐいながら、こくこく頷く。 よかった。 よかった、助かった…… 「ジェ――」 彼へと向けた笑顔が、瞬間、凍り付いた。 視界に映ったものが信じらず……頭が受け入れることを拒んで抵抗する。 ウソ、ウソ、ウソでしょ…… 増幅する恐怖と反比例するように、ざぁあっと血の気が引いた。 「や、……ぃやああああっ!!!!」 目の前の白いシャツは、真っ赤な血に染まっていた。