瞳の奥

「麗奈?どうしたの、暗い顔して。幹部に会いに行くのやめる??」

「いや、行くよ。でもその前に以前8人ぐらいでご飯食べたメンバーに連絡して欲しいことあるの。内容は…」

「解った。それだけで良いの?」

「うん、ありがとう。」

「俺も一緒に行くよ。」

「それはダメ!!
けど、自分で推理してその場所を見つけれるなら良いよ。その時は一課、機動隊、SAT総動員で。前みたいに盗聴アプリやGPSでの追跡するなら私は蓮と離婚するから。」

「離婚だけは絶対したくないから約束守るよ。麗奈に考えあってのことだって解ってるから。」

蓮にとって一番辛いのは私と別れること。離婚と言う単語に重みがあるぐらい溺愛してる蓮には約束守るしか無いのだ。
ズルかったよね、でもどうしても自分の中の力でたどり着いて欲しいんだ。

「ありがとう。このユグドラシル事件の真相が解ってしまったがゆえに、蓮がちゃんと自分の力で答えに辿り着かないと意味がないことだから。」

ユグドラシルのボスは逮捕する。しかし重要なのはそこでは無い。蓮のような組織の上に立つ人間こそ、このユグドラシルが起こしてきた数々の事件の意味に真相に気づかないと、また同じ哀しみを持った人達がテロを起こす可能性があることだ。

私は、警視庁捜査一課の警部としてある場所へ向かった。