瞳の奥

その後は、待ち合わせもあるので二人で朝風呂入って、ご飯食べて着替えて蓮の車乗ってお兄ちゃんのところに向かうのです。

「お兄ちゃんのいる場所知ってるの？」

「あぁ、ここからそんな遠く無いぞ。」

車で10分程走らせたら大きなマンションの入り口にお兄ちゃんが既に立っていた。

お兄ちゃんは、そのまま車に乗り込み蓮は再び車を走らせた。

と言うか問題はどこに向かってるのかだ。
お兄ちゃんは目的地が知ってるのか、何も言わず携帯を見ている。
蓮も鼻歌を歌いながら運転している。
私はこの空気に落ち着けずにいたので、自分の携帯の中に入ってる曲を聴くためにイヤホン着けて音楽を聴き始める。
その姿を見た蓮は、

「俺の車にBluetooth設定して良いよ。」

連の方を向くとお兄ちゃんが言う。

「麗奈は昔から音楽好きだからね。俺も聴きたいし設定したら？」

私はBluetoothの設定して、音楽をかけることにした。