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夢か。。
私は久しぶりに懐かしい夢を見た。

思えば、昔から蓮は私のことをずっと守ってくれていたんだ。それにお兄ちゃんも。

実は、お兄ちゃんも蓮と同じ警察の道を歩んでてお兄ちゃんはアメリカ連邦警察、通称FBI捜査官になってるらしい。そのため、なかなか日本に帰って来れないみたいだけど蓮曰く、俺達の結婚式に出ないなんて許さねーってことで式には戻ってきてくれるみたい。

「お兄ちゃんに会いたいな…」

「会おうと思えばすぐ会えるよ。」

「おはよう、蓮。会えるって言っても式伸びたからまだ先じゃないの?」

「隼人は今日本にいるからな。」

まただ。お兄ちゃんは蓮とはよく連絡取り合ってるみたいだけど私には一度も連絡くれない。アメリカ行ってからは他人のように思える程に家族のやり取りをしてない気がする。

私が落ち込んでることに気づいたのか蓮は私を優しく抱き締めながら話す。

「隼人、向こうにいる間も麗奈の心配してたぞ。なんなら、今危険な事件にあってるって話したらここで仕事してる暇無いとか言ってすぐ戻ってきてるからな。」

蓮は私を撫でてくれる。

「麗奈が会いたいなら、隼人に連絡するけど、どうする?
本当はユグドラシル終わってから合わせてあげようと思ってたけど、、」

「ちゃんと事件解決したら会いたいかな。でも、全然何も連絡してくれないから生きてるのかも解んないから、生きてるなら連絡欲しかったな…声ぐらいは聞きたかったな…」