瞳の奥

「麗奈ちゃん、大変だったよね。大丈夫だった?」

「正直凄く怖かったです。でも人の命がかかっていると思うと自分が思う以上に冷静でいれたので、無事何事もなく終わり良かったと思っています。」

ご飯の場で話題あがったのは、案の定この間の武装集団の件。

「麗奈は凄く頑張ってくれたって蓮も言ってたけど、無理させてないだろうなと詰めておいた。」

三島さんが結構酔い回ってきているのが饒舌になり始めてきたな。

「聞くと、その日ガサ入れした日だって?
麗奈ちゃんの可愛く犯人に手錠かけてるところ見て嫉妬したとか言ってたぞ。」

「えっ?麗奈が手錠かけるなんて想像出来ないー。麗奈になら手錠かけられたいよー。」
紗綾はアイドルファンのような感じでウキウキで話す。

「警察官なんだから、そりゃ犯人と向き合ったら手錠もかけるよ。ですよね?吉岡警部。」

「えぇ、私も初めてでは無いのに、いつも犯人逮捕の瞬間は緊張しちゃって、被疑者は悪いことしてる人って解ってるんですけど、
怒りと同時に悲しみも込み上げくるんですよね。甘いですよね、蓮みたいに冷酷非情になれたら良いのにっていつと思います。」

「でぇーも、蓮からの話だと麗奈を目の前にしたほとんどの奴は、麗奈に両腕を出してる。って言ってたんだよー。
麗奈ちゃん可愛いから、麗奈ちゃんに逮捕されたいんじゃないかな?」

それからは二課の話を聞いてお開きになった。