思い出したいわけじゃない

夕方、気付けば私と松村凛は服を脱がせ合いお互いを求めた。

何度もキスをした。

何度も感じた。

何度も好きと言ってしまった。

何度も。


果てる前に松村凛が耳元で言う

「僕もすごく好きだよ」


嬉しかった。
考えることができない今は素直に嬉しくて
そのままお互い体をビクつかせた。


息を整えた後に松村凛は
「シャワー借りてもいい?」と言って
そのままお風呂場に向かった

私は考えてた。
好きってなんだ?
私のことが好きなのは本心なの?
したかっただけじゃ?
気持ちよかった。でもそれは私だけなのか?

キリがない。

シャワーの音が止まったのが聞こえてすぐ着替えた。

髪の毛をタオルで拭きながら戻ってきた松村凛をソファに座らせてドライヤーをしてあげた。

時計を見るともうちゃんと夜で

「こんな時間か〜、もう少ししたら帰るね」

そう言われた。

だからちょっと話して一緒に家を出て駅まで向かった。

「また遊ぼうね、じゃ!」

そういって駅のホームに消えていった。