恋愛なんてもう諦めてた私、佐藤つむぎ。
だけど突然現れた1人の青年に恋をした。

音楽サークルの見学で出会った彼、松村凛。
名前がすごく綺麗だと思った。
見た目は少し可愛らしくて、わんこっぽいそんな感じ。背は低めで笑うと目が無くなるそんな人だった。

教室には椅子しかなくて、私は端の方に座ってみんなをみていた。ただみんなが歌って演奏しているのをみていた。
そんな時、声をかけてくれたのは松村凛で
「これ、よかったらどうぞ」
そう言いながら紙パックのミルクティーを渡してきた。
「あ、ありがとうございます」
断れなくてつい受け取ってしまった。

渡した後、すぐにギターを弾きにいく松村凛
何故か私は目が離せなくなって
その日はずっと見つめてしまった。
本人にはバレないように心がけながら。