新政府軍の軍艦が味方の軍艦によって、




撃沈したのを確認して、一本木関門から敗走して来る仲間を率いて進軍する。






「退く者は、斬り捨てる!斬り捨てれたくねぇなら…着いて来い!」






そう、言うと着いて来た仲間と一本木関門を守備し、




七里浜で応戦を馬上で指揮を執っていたが……





一発の銃弾が俺の腹部を貫いて、落馬していた。






もう……駄目か……






薄れゆく意識の中ーーー、




一目、月香に逢いてぇ。








と……そんな事を思っていると、側近の一人が俺に駆け寄って来て。






「…大丈夫ですか?」





声を掛けられた。






「…大丈夫だ…頼みが…ある…月香の所へ…」





息遣いは、荒くなっているが…答えた俺を。





わかりました。と答えて、月香のいる五稜郭に抱えて行ってくれた。






せめて、月香の笑顔を見るまでは…意識が保って欲しい。