月香を横抱きして、




部屋の片隅にある三畳の段差のある寝間に、




靴を脱がせて、抱いたまま俺も靴を脱いで。






一旦、月香を畳に下ろしてから、胡座の上に座らせた。






釦を外しながら、首筋から下へ唇を落として……





舌を這わせていくと、甘い声が漏らす。





その声、紅くなった顔と潤んだ瞳が、



艶っぽくて…堪らねぇ。




わざと、耳を甘噛みしながら…





「どうして欲しい?」





そう、聞けば……





「…土方さんの肌に…触れたい…」






と、俺の首巻きを外して、服の裾をズボンから引き抜いていく。





急かされているようで、自ら上着も脱ぎ捨て、




その下の服も全て頭から脱ぎ捨てた。





満足そうに微笑み、背中に手を回して下から上に手を這わせて。




月香の唇が首筋に触れて、




ただこれだけで、身体は熱くなっていく。






月香の上着も脱がせると、釦が閉められていない服を自ら脱いだ。





胸を揺るかに締め付けている晒を取り去ると、




見た目よりも大きな胸が露になり、




その胸に触れる。





何度も…柔らかい月香の唇の感触を確かめるように重ねる。




唇を離して顎に手を添えて唇を指でなぞると、




僅かに開けられた唇に、また重ねて舌を入れて絡ませる。





ただ、これだけで甘い声が漏れて。




舌の動きを早めると、倒れそうになる月香の身体が倒れないように…




腰に回した腕の力を強める。







首筋に、口付けを落として舐め上げると柔らかい甘い声が、





俺の欲を掻き立てていく。




早く繋がりたい欲と、もっと啼かせたい欲と葛藤しながら……



白い肌をなぞり、舐め上げて、唇を当て。








甘い声を上げ、乱れる月香の耳を甘噛みしながら……






達けよ。と、囁く。




身体を震わせ、息を乱しながら…俺の首に腕を巻き付けてくる。