痛みで綺羅の顔が歪む
「なんか勘違いしてるみたいだけど、別に刹那と2人で遊ぶわけじゃないから!!」
大声で叫びすぎて酸素不足の私は
ゼェハァゼェハァと呼吸が乱れる
「は?お前それを早く言えよ」
無駄に騒がせやがってと言いながら
私を睨みつけ見下す
あんたが言わせてくれなかった
だけじゃろがい!!アホ!!
とは言えないので
精一杯キッと睨む。
「さっき刹那から連絡きて、莉桜とあんたも誘えって言われたの!」
「は?あいつが俺を?」
意外だ、とでもいうような顔で
目を見開く…まあ、刹那が
淫乱教師って言ってたのは
黙っておこう
「とにかく!来週の日曜だから!忘れないでね!!」
とりあえず、これ以上ここにいたら
身も心も持たなそうな気がした私は
それだけ言って綺羅の部屋を出たーーー。
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自分の部屋に戻って鏡で確認する。
さっきつけられたキスマーク
こんな隠しようのない場所に…
指先でそこにそっと触れる
綺羅の唇の感触が残っていて
思い出すだけでドキドキして熱い
私も私でほんと…綺羅が好きすぎて困る。
とりあえずどうやって隠すか
一晩中考えてたらいつの間にか
眠りについていたーーーーーー。

