そうして連れてこられた場所は 何故か体育倉庫前で… なんで体育倉庫なんかに と思った時にはもう既に遅く ドンッ 「きゃっ!」 勢いよく体育倉庫内に突き飛ばされ ガチャリと鍵の閉まる音が聞こえた え?うそ… どうなってんの!? 「き、霧ヶ峰先輩!?」 「ククク…面白い顔」 そう言って怪しげに笑いながら 私にジリジリと歩み寄る先輩 あのふわっとした笑顔が まるで嘘みたいに別人で ゾクゾクっと背筋が凍ったーーー。