なんか今まであった数センチの壁が
一気に取れたみたいで凄く嬉しい 。
「ありがと。よかったぁ…って千秋ちゃんなら大丈夫だって自信あったけどね!」
「当たり前だよ!」
「ねぇ、千秋って呼んでいい?」
「もちろん!私普通に呼び捨てしてるし!」
「うん、よろしく千秋」
今までの遠慮気味な笑顔より
無邪気なこっちの笑顔の方が
100倍輝いてる。
それにしてもすっきりしたって…
やっぱり告白でもしたのかな?
昨日、莉桜から電話きて
恋バナしたときは本当に
驚いたなぁ…
よくよく考えてみれば
勉強会した時に薄々そんな気は
してたんだけど。
「あれ、千秋?何してんの?はやくー!」
いつの間にか歩き出していた
3人が振り返り、莉桜が私を呼ぶ。
まあ、いいか。
それは今度聞いてみよう
今は楽しまなくちゃな!
私は3人のもとへ
急ぎ足で向かったーーーーー。

