私、お金持ちになっちゃいました!?




「よっぽど松韻先生が嫌いなんだね!千秋ちゃんが好きだから?」




そうそう俺は千秋が好きだから
あいつに近づくやつはみんな…あれ?




「ーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?///」




俺は言葉にならない声をあげ
目を見開いて莉桜を見る




「何で知ってんの?みたいな顔してるね」



イタズラに笑いながら
ベンチから立ち上がる莉桜



あっ、きっとこっちが素なんだな。



って今はそれどころじゃない!!



「俺ってそんなわかりやすいか!?」



「わかりやすいよ、だって先生に敵意むき出しじゃん!気づいてないの千秋ちゃんくらいだよ!」




「お前…意外と意地悪だな…」



「こっちが素だもん♪」



下をベッと出して
小悪魔のように笑う



「おーい!!」



遠くから声がして
そっちを振り向くと
千秋が小走りにやってきた



その後ろをアイツが歩く。



言わなきゃ。
ちゃんと千秋に。
公衆の面前とかじゃなくて
やっぱり2人きりがいい。



なんとかあいつの目を盗んで
2人きりになろうーーーーーー。




*刹那 side END*