総長様の溺愛は、甘すぎます。

「それ、関係あるのか?」

えっ、逆にないの!?そう思ってるのって、私だけだったりする……??

「佑香は、普通に料理上手いだろ。それにしても、すごいな。」

り、凌さんっ!嬉しい、

「花衣さんっ!卵焼き1口ちょーだいっ?」

うっ!可愛い!水無月さんって、そうゆうタイプの方なの…?上目遣いは、可愛いすぎる…

「…いいですよっっ!どうぞっ!」

水無月さんに箸を手渡して、お弁当も向ける。

「あ〜、食べさせてよ。」

「ちょ、お前、殺されるぞ、」

「ん?あ、はい。あ〜ん、」

「んっ!美味いー!」

良かった…卵焼き1つでこんなに美味しそうな顔をしてくれるなんて、嬉しいっ!

その時、グッと右肩を後ろから、引っ張られた。

「へっ、?」

「佑香、俺にも食べさせて、」

「あ、何がいいですか…?」

「なんでも。」

じゃあ、ウインナーを……

「はい、凌さん、どうぞ。」

箸でつまんで、凌さんの口元へ運ぶ。

「美味い…」

「ふふっ…良かったぁ……」

「凌のやつ、溺愛半端ないな…」

「付き合ってんのかよ…」

そばで、九条さんと、白銀さんのそんな声が聞こえた。