その結果が良かったのかは自分でも分からない。

ただ、凌さんを傷つけてしまったことだけは確かだった。



そして、私は…次の日を迎えた…。

「っっ、」

ハンガーにかけておいたお母さんの浴衣を見て、苦しくなる。

着たかった…。

…私、ずっとこんなに病んでるみたいな状態でいるつもり…?

…そうだ、七瀬さんっ!

昨日、相談に乗ると言ってくれた…。

でも…こんなわがままに付き合わせてしまうのは申し訳ない気も…

でもっ!今は…誰かに聞いてもらいたい。

私は、夏休み前に交換したっきり、会話がなかった七瀬さんとのトーク画面を開いて、思いきって助けを求めた。


既読はすぐについて、返事が返ってきた。


「いいよ、今から会える?」