「ちょちょ…ほっくん…。 レナちゃんは大丈夫。さっき正直に電話で言ったから。俺それとなく抜け出してくるし」
「それがいいな…」
「それに俺、普通の飲み会だって思ってたんだよ~。
まさか指定された飲み屋さんに行ったら女の子たちがいて、実は合コンだからって言われて
騙されたんだよー?! もしレナちゃんからほっくんに愚痴の連絡が入ったらそれとなくフォローしておいてね」
「はいはい、分かってるって。 それより何だ、合コンに騙されたって事を俺にわざわざ報告しにきたのか?」
「違うってー!その合コン相手がうちの会社の女の子なんだけど?!」
「はい?」
うちの会社の女の子と訊いた時、嫌な予感がしたんだ。
「岸田ちゃんと城田さんもいるよ?後名前はよく分からないんだけど違う部署の女の子。
城田さんがいるからびっくりしちゃって。 ほっくんいいの?」
いいも何も合コンなんて聞いていない。 今日は岸田さんや青柳さんと食事に行くとしか。



