「すっごく綺麗な人……それにスタイルもすっごく良い…。
大人の女性っていう感じですね。 それに北斗さんの幼馴染なんですね…」
「ああ、まあ。 レナの家とは家族ぐるみで昔から仲が良いんだ。
チェリーチョコレートカンパニーって会社…知ってるよね? 阿久津フーズファクトリーより大きいから」
「ええ?!チェリーチョコレートカンパニー?!
私、チョコレートが大好きな会社ですッ。
という事はレナさんはチェリーチョコレートカンパニーのご令嬢?!」
「まあ、そうなるな。 ちなみにレナはご令嬢とかお嬢様って言われるの大嫌いだけど」
「すご……あの容姿とスタイルでチェリーチョコレートカンパニーのご令嬢なんて…
神様って本当に不公平だなあー。
それに北斗さんがそんなすごい人と幼馴染なんて…」
城田さんは、はぁーと大きなため息を漏らす。 俺には何が不公平なのかはよく分からないけれど、レナの後姿を見つめたまま城田さんはまた深いため息を落とした。
話を変えるように彼女の腕を掴む。



