……私たちって二年付き合ってたんじゃないの?
それとも実は付き合ってたと思ってたのは、私の妄想だったのかな?
いや待て待て、私は確かに先週振られた筈、だし……でもあれってもしかして、友達付き合いの事だったのかな? え? 私、友達無くしただけ? いや、それだってダメージはあるけど、それとこれとはやっぱ違くて……え、でもつまり……そういう事だったの??
混乱する私が口にしたのは、いつも頭にあった、あの言葉だった。
「ともっ、……日向君は愛莉さんを、ずっと一途に大好きだったから……だから何も、心配する事は無いと……思います。」
自分で吐いた科白がブーメランになって胸に刺さる。
『ずっと好き』
そう。智樹は愛莉さんを語る時、常にそう言っていた。
彼にとって愛莉さんこそが唯一の人で、今更だけどポッと出の同級生なんかが叶う筈が無かったのだ。



