ほっとした顔でこちらを見上げる雪子に目を細めた。
(まさかそんな風に言われて、あっさり信じるなんて、駄目だろう。……俺はいいけど)
「本当だよ」
そう言って手を滑らせて雪子の服を剥いでいけば、困ったような顔をしながら、形ばかり手で身体を隠しつつ応じてくれる。
「ねえ雪子、いい事教えてあげる」
「いい事?」
にっこりと微笑む。
男の『何もしない』を、鵜呑みにしちゃいけない。
「もし、したらどうなるか……」
「何を?」
落ちていく服を置いて雪子の手を引き浴室に向かう。
教えてあげる。お風呂でね。
◇おしまい◇
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