『貴也、分かってるわね。預かりもののお嬢さんなんだから、大事にしないといけないのよ』 『当たり前だろ』 びしりと言ってのける母親に正面から返す。 いつもとても大事にしている。 ……一応最後まではしていないのだ。ヘタレではない。その件に関してはよく耐えていると褒めて欲しいくらいだと思っている。ただまあ手を出していない訳ではないので…… ちらりと視線を向けると、雪子が俯いて顔を赤らめているのが視界に入り。何となくそれが見れただけで満足してしまった。