やっぱり幼馴染がいいと彼氏に振られたら、彼のライバルと恋人の振りをする事になりました


 なのに……
 どうして信じてくれないの?
 涙ながらに訴える私に冷めた目を返す河村さん。
 不思議な事に河村さんは雪子さんの肩を抱いて私を睨みつけてくる。

(分からないわ……)

 婚活で狙って来た男たちの、物言わぬ「お前はない」より、もっとあからさまな嫌悪。
 私はあなたの為を思って助言をしてるだけなのに……
 ああそうか、一応雪子さんとは恋人という関係だから……
 義理堅い人なのね。

(そういうの、嫌いじゃないけど……)

 そんな事をしてたら、私という珠玉を手に入れ損ねてしまうのに……私は寛大だから、少しくらいなら許してあげるわ。
 そう思ってにっこり笑えば凄く嫌そうな顔をされた。何故かしら?