「うーん… ま、実はイイヒトかもよ?気まぐれに、ごくまれーに、人助けするくらいには」 「えー?意外!りのがそんなこと言うなんて。りのって魔王嫌いじゃなかった?」 「う、うんまぁ… あ、私ちょっとトイレ行ってくるー!」 不思議そうな顔の佑奈を残して教室を出た。 これ以上魔王のことを話してたら、いつかボロを出しちゃいそうで気が気じゃない。 魔王との同居生活は絶対に秘密!だもんね!