人を石コロド庶民なんて言う魔王にも腹がたつけど、 そんな魔王に何の反論もできない自分にはもっと腹がたつ。 でも…… あの毒々しいほど真っ赤な髪の毛 おそろしいほどにたくさんつけられたゴツい指輪などのアクセ そして何より、あの見るもの全てを射殺しそうな鋭すぎる眼光…… 逆らうとかやっぱムリ!!! 「あぁああああ~……」 「…りの、やっぱおかしいよ?大丈夫?」 突如うめきだした私に、りのが若干引き気味の視線を向けた。