ドサッと地面に体が叩きつけられる。
「痛っ……」
体中に激痛が走って、でも私は何が起きたか分からず混乱していた。
なに、私、落ちた…!?
「すごーい、本当に落ちた!」
上を見ると、女の子が楽しそうに私を見下ろしていた。
暗いけど、周りに何人か、人がいるのもわかる。さっきまでは誰もいなかったはずなのに…
「まじだ、苦労して落とし穴掘ったかいあったじゃーん」
「てか今どき落とし穴ってドッキリかよ」
「でもこれで思い知ったんじゃない?」
――魔王に不用意に近づくとどうなるか。
ぞく、と体中が泡立った。
まさか、私、騙された…!?
失くし物なんて嘘で、ここにおびき寄せられたってこと…!?



