愛を掴むまで

「本当に辛かったね!ごめんね気づけなくて!ごめんね話聞いてあげられなくて」と優美が泣く。それから2人でひとしきり泣いた。泣き終わると優美が立ち上がり「話をつけに行こう!」と私の手を引っ張る。
私は「え?でも…」と戸惑うと優美は「いいから!」とケータイを取り出し「もしもし、私今から話つけてくる。だからみーくん先に帰ってて」と湊に電話で伝えると優美に美亜の家を聞かれ教える。