愛を掴むまで

だけどたまに帰りたく無くなる時がある。
そんなある日の仕事終わりいつもどうり美亜を送ったあと、いつもと違う道を走る晃司さんに「あの…私の家あっちですけど」と言うと「いや、あんまり帰りたくなさそうだから、明日は学校もバイトもお休みでしょ?俺の家泊まりな」と優しく行ってくれた。
言われるがまま晃司さんの家に上がるとそこは1LDKの広い部屋で一人暮らしには充分なところだった。