蒼の花と荒れる野獣 番外編



「そういえばそんなことも言ってたわね」


チョコレートのかかったアイスをガブリと齧れば、冷たさと甘さが喉に入り込んだ。


「お前は何で俺が獅獣を潰したか、知らなかったっけ?」


「ええ」


「知りたい?」



その目は相変わらず仁を写していて。



あたしには何を考えているかさっぱりだった。



「どっちでもいい」


話したいならどうぞ。


興味がないことはないし。


「んじゃ、話す」


そう言った琢磨は、一言目にして完結させた。




「したっぱが先代を殺したから」