朝焼けがオレンジに染まる
セピア色が禿げた写真
キミのこと思い出しては
消えていく灯火

ありのまま素直になれたら
届いていたのかなぁ
なにもかもが遅すぎたのかな
もう戻れない帰路に僕たちはいる

さよならなんて言えるほどの
強さなんてないけれど
キミの口から言葉がこぼれ落ちないなら
それでよかった

キミの寝顔見つめて
朝の始まりを覚えたあの日
蒸した煙 タバコの数だけ
キミとのすれ違いも多くなった

籠の中から飛び出した鳥は
自由を手に入れた青空を
名をつけるのであれば幸せ
僕は何になったのかなぁ

キミの弱みを知れた日
キミを守りたいと思えた僕の
気持ちに嘘はなかったと言えたら
同じ世界を描けたのかな

欲を渦巻く世界を消せたら
キミの笑顔守れたのかな
無力な僕はまた
タバコの数だけ増えていく

何よりも先に
誰よりも先に キミに…。
歌歌いの僕は
紫陽花模様の世界で待ってる