私は真希に、相談することにした。

「三玲大丈夫?
最近、顔色が良くないけど。」

「実は…」

私は今までの事を話した。
翔太くんに告白されたこと、四季さんの話、私は翔太くんのことが好きだということ。


「付き合えばいいんじゃないの?」


真希の口から意外な言葉が出てきた。

「三玲は翔太くんのことが好きなんでしょ。
なら、その気持ち伝えなきゃ。
三玲も翔太くんも苦しいまんまだよ。」

私も翔太くんも苦しいまんまか。

「だけど、私がいいのかな?
翔太くんと付き合って。」

「いいんだよ、トラブルがあった時は協力して解決したらいいんだよ。
それに、推しの幸せを望まないファンがどこに居るの?」


真希はニコッと笑って私の背中をおした。

「伝えに行って。早く。」



「うん、ありがと。」


私は走り出した。