「みーちゃん、時間作ってくれてありがとう。」

昨日、翔太くんに話があると言われて一日がたった。

「話って?」

私はちょっと怖い。
だって、翔太くんはものすごく真剣な顔をしている。これからどんな話があるんだろう。

「実は僕……


みーちゃんのことが好きなんだ。」



翔太くんの口から出たのは意外な言葉だった。


「え、私が好き?」

私は正直驚いた。


「うん、だから、付き合ってほしいです。」

あぁ、翔太くんは本気なんだな。
私が好きって、ホントなんだな。

だけど……


「ごめんなさい。」

ごめんね、私は受け入れることが出来ないんだ。


「そっか…。
みーちゃん、ありがとう。
僕の話を聞いてくれて。」





翔太くんはこの後もいつも通りに接してくれた。
だけど、少し、胸が痛む。