いや、みーちゃん気づいてないの?!
伊藤くん、絶対、みーちゃんに気があるよね。

翔太は自分の部屋でブツブツ呟いていた。

ふたりきりなんだよね。
何かあってもおかしくない…。
僕も一緒に行けないのかな?


翔太は、スマートフォンを取り出して三玲にメールを送る。


『みーちゃん、僕も行っちゃだめ?』

『はるくん、なんか二人で行きたいって言ってたからダメだと思う。』


あ〜!!!

翔太は、スマートフォンを軽くベットに投げ、自分も寝転んだ。

も〜、どうしたらいいの?
僕、みーちゃん、取られたく……

「えっ?!」

僕、もしかして………


嫉妬してるの?


確かに最近、みーちゃんを取られたくないと思ったり大学の男子とかが物凄く羨ましいけど……。


僕は、嫉妬してるんだ。



今更気づいた、翔太であった。