「三玲、どういうこと?
橘 翔太って、あの?」

真希が、私に物凄く質問を投げかけてくる。
はるくんは、ポカーンとしている。

「真希、どうしたんだ?
そんなパニックになって。」

「パニックになるもならないも、あの人、国民的アイドルだよ。」

「そうなのか?」

はるくんは、普段からゲームをしてるからテレビはあんまり見ないらしい。

「真希、落ち着いて。
翔太くんが待ってるから、急いで話すけど……」

私はこれまでの事を話した。

シェアハウスの相手が翔太くんだったこと。
翔太くんを推しているのは秘密にしていること。
など、色々。


「分かった。
まだ、あんまり信じられないけど…。」


「みーちゃん、準備できたよー!」

リビングから翔太くんの声が聞こえた。

「ありがとう〜!」

私達は翔太くんのいるリビングに向かった。