和花がふと目を覚ますとあたたかい温もりでまたすーっと眠りに落ちそうになった。が、隣にいる人物を見て思わず声をあげそうになる。
(さ、さ、さ、佐伯さんっ!)
無防備な寝顔は新鮮で、メガネを外した顔もとても綺麗だ。
薄い布団を掛けているわりに腰の辺りが温かく、和花はそっと布団の中を覗き込む。秀人の腕が和花の腰を包んでまるで抱きしめられているかのような格好に息を飲んだ。更によく見ればお互い裸である。
「ひっ!」
驚きのあまり悲鳴が漏れ、和花はこの状況になった経緯を必死に思い出そうと頭をフル回転させた。
(えっと、えっと、そういえば佐伯さんに迎えに来てもらって、それからえっと、いっぱいキスをして、ああ、記憶が曖昧だよぅ。でも、え、エッチしちゃったんだよね?)
たくさんの甘い言葉は和花を蕩けさせたが、蕩けすぎたことと初めてのことが多すぎて和花の処理能力はとっくに超えていた。だが、下腹部が何となくしくしくしていることが秀人と繋がったことを実感させている。
(私、佐伯さんと……うわぁ)
ところどころ思い出しながら、和花はじわじわと嬉しさと恥ずかしさが込み上げてきた。
(さ、さ、さ、佐伯さんっ!)
無防備な寝顔は新鮮で、メガネを外した顔もとても綺麗だ。
薄い布団を掛けているわりに腰の辺りが温かく、和花はそっと布団の中を覗き込む。秀人の腕が和花の腰を包んでまるで抱きしめられているかのような格好に息を飲んだ。更によく見ればお互い裸である。
「ひっ!」
驚きのあまり悲鳴が漏れ、和花はこの状況になった経緯を必死に思い出そうと頭をフル回転させた。
(えっと、えっと、そういえば佐伯さんに迎えに来てもらって、それからえっと、いっぱいキスをして、ああ、記憶が曖昧だよぅ。でも、え、エッチしちゃったんだよね?)
たくさんの甘い言葉は和花を蕩けさせたが、蕩けすぎたことと初めてのことが多すぎて和花の処理能力はとっくに超えていた。だが、下腹部が何となくしくしくしていることが秀人と繋がったことを実感させている。
(私、佐伯さんと……うわぁ)
ところどころ思い出しながら、和花はじわじわと嬉しさと恥ずかしさが込み上げてきた。



