「っ!!白虎!?
まさか聖獣と契約しているとは。これは魔法を掛けておいて正解だ。」
「否、これは契約に非ず。忠誠を誓う相手に付き従うのは物事の道理である。」
「えっ、、そうなのかい?」
コクリと頷いた。
ーーそういえばルルとは契約していない。そもそも契約が何なのか僕は分からないんだけどね。
「《使い魔ー人間と契約した魔獣のこと。
召喚魔法という魔獣を呼び出す魔法陣を使用した特殊な魔法により、魔獣と使い魔の契約を結ぶことが可能。契約を結ばずとも魔獣を使役することはできるが魔獣との相性が良くないと使役できない。》」
ーー毎回思うけど神様の知識っていうのすごいな。知りたいことが一瞬で頭の中に流れてくる。
普通はこんな大量の情報が入ってきたらオーバーヒートするのに全くそんなことは起きない。
流石神様ってことなのかな。
「まぁ契約しなくてもルルとは一緒にいるし、わざわざ契約を結ばなくてもいいよね。」
正直面倒くさいことは嫌いだ。
