「あの、、クエスト受けたいんだけど…。」
「できますよ。何かクエストを受けられますか?」
「じゃあ、、お願い。」
「かしこまりました。少々お待ちください。」
そう言って女性はデスクに散らばる書類を漁り始めた。
「ねぇルル、クエストってどんなのがあるのかな?」
ルルは今、僕以外には見えないようになっているので小さな声で話しかける。
「結雨様は現在一番下位のランクなので、薬草の採取などがメインかと思われます。ランクが上がるにつれ高位の魔物の討伐などが増えます。」
「薬草ならハーブとかもあったら良いけど…。」
「リシャートル大国の東西南北にそれぞれある森には薬草だけでなく香草類も豊富にあります。
結雨様のお目に見合う物もあるかと。」
ーーそっか、それならいいや。
ルルとお喋りを続けていたら受付の女性が、お待たせしました、と声をかけた。
「三件ほどお持ちしました。
どれも初心者向けのクエストとなっておりますのでお勧めですよ?」
「……全部。」
「かしこまりました。
では、依頼内容の確認に移ります。三件とも全て薬草の採取です。ツムギ草という下位回復薬、ローポーションの素材となる薬草です。」
女性は説明すると、分かりやすくツムギ草の絵を見せてくれた。
