…。
……。
………。
「……という訳なんだ……」
重い体を引き摺って駆けつけてきた百合絵に、事の発端を話す木更津。
そうとうしんどいのか、百合絵の額にはヒエピタが貼ってあり、マスクの裏で咳をしている。
「いやいや、あんた、私のこの状態を見て、なんか無い訳?」
キレ気味で百合絵が言うが、そんな事おかまい無しと言わんばかりに木更津が続ける。
「頼むよ、白石さん! 僕はここで待っているから! 茨ちゃんの友達だろ!? 僕が行きたいのはヤマヤマなんだが、こんなところで変態になる訳にはいかないんだよ」
……。
………。
「……という訳なんだ……」
重い体を引き摺って駆けつけてきた百合絵に、事の発端を話す木更津。
そうとうしんどいのか、百合絵の額にはヒエピタが貼ってあり、マスクの裏で咳をしている。
「いやいや、あんた、私のこの状態を見て、なんか無い訳?」
キレ気味で百合絵が言うが、そんな事おかまい無しと言わんばかりに木更津が続ける。
「頼むよ、白石さん! 僕はここで待っているから! 茨ちゃんの友達だろ!? 僕が行きたいのはヤマヤマなんだが、こんなところで変態になる訳にはいかないんだよ」


