満更でもない表情を浮かべる茨に、思わず顔が綻ぶ木更津。
当てもなく、二人でスクランブル交差点に差し掛かった辺りで、
「? なにかしら、あれ?」
と、茨が街頭大型ビジョンを指差した。
「あ、あの人。昔話題になった催眠術師だよね、確か」
木更津が大型ビジョンを見ながら呟いた。
『世紀の催眠術師、ミシェール・ニラレヴァ、数年ぶりに再来日!!』
と、銘打ったテロップだったが、どうやら番組はもうすぐ終わるとこだったらしい。
「あ~、この人何気に好きだったんだよね~僕。予約録画しておけばよかったなぁ~」
当てもなく、二人でスクランブル交差点に差し掛かった辺りで、
「? なにかしら、あれ?」
と、茨が街頭大型ビジョンを指差した。
「あ、あの人。昔話題になった催眠術師だよね、確か」
木更津が大型ビジョンを見ながら呟いた。
『世紀の催眠術師、ミシェール・ニラレヴァ、数年ぶりに再来日!!』
と、銘打ったテロップだったが、どうやら番組はもうすぐ終わるとこだったらしい。
「あ~、この人何気に好きだったんだよね~僕。予約録画しておけばよかったなぁ~」


