「送ってく。」
「大丈夫だよ、薬局にも寄りたいし!」
「一緒に行けばいいだろ」
「・・・うん。ありがと」
18.30分。10月初旬といっても夕方はひんやりする。
手をつないで、あたしの歩幅に合わせて車道側を歩いてくれるのは付き合う前から何も変わらない。
10分ほど歩いて薬局についた。
新作のリップとアイシャドウを買えて満足なあたし。
「送ってくれてありがとう。
...日曜楽しみにしてるね」
「俺も。じゃあな」
”日曜楽しみにしてるね”
この言葉が本心かって聞かれたら
答えはグレーだ。
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