数時間して目が覚めた。


隣には無防備な寝顔で眠る聖也。


綺麗な顔だな……。


「……聖也、起きて。」


背中をトントンしても中々起きない。


散らばってある制服を拾い、鏡の前で整える。


ふと目に写った首には赤いキスマーク。