……今の学校では、嫌がらせされてる側なんだ?
なのに、昴くんにあんなことされて…
すごく、傷付いただろうな…。
「……昴くんがあんなことして、ごめん。
今の学校でされてる側なら…昴くんが声をかけてくれたこと、すごく嬉しかったんじゃないの?」
「…あ…うん。
連絡先聞いてくれて…わたしのこと覚えててくれて、嬉しかったの…。
だから、昴くんが本当はわたしを憎んでたなんて…考えもしなかった」
いじめられるって、すごく心細いのに
助けてくれたと思ってた人にも嫌がらせされるなんて…絶対つらい。
昴くんは本当に…なんにもわかってないよ。
「……でも、自業自得だから。
わたしを憎んでた理由、千花ちゃんだったみたいだし…わたしがしたことがそのまま返ってきただけ。
目が覚めたっていうか…それだけ重いことをしたんだって振り返るきっかけになったよ」



