さっき鏡見てちょっとだけ自信がでてきたと思ったのに、またマイナスな考えになってきた…。



あんまり乗り気にもなれないまま、どんどん時間が過ぎていった。








───……




授業が終わるチャイムが鳴った瞬間、


雪森くんが私の席にやってきた。




「千花ちゃん、行こっか」




見たことないくらい素敵な笑顔で話しかけてくる雪森くん。



その笑顔から、黒〜い何かが見えた気がして…




「……はいぃ…」




自分の髪を掴みながら、大人しく雪森くんに着いて行くことになった。