「もともとは、私が昴くんを避けてしまったのが原因なんだけどね…」
「あら、どうして?」
「私の友達だった子がね、昴くんのこと好きだったんだ」
「あんれぇ。すーくんもモテる男になったのかい」
「本当だよね!
昔は弱っちかったのに!」
柿を食べながらおばあちゃんに今までのことを話した。
「それで千花ちゃんは、そのお友達に遠慮してすーくんを避けたのかい?」
「……そうじゃ、ない…」
さなちゃんに遠慮して、とか…そんな、さなちゃんを応援するために昴くんから離れたわけじゃない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…