「なつかしいね。
こうやって話すの」
「……そうだな」
普通に会話してる2人の姿を見たくなくて
海ちゃんに連絡して、喫茶店に入ってきてもらった。
「えっ、急にどうしたの?」
「ごめ…、なんか、気持ち悪くて…。
帰っていいかな?」
「え…うん。
体調悪かったのに
無理に連れて来てごめんね…!?」
「ううん。
…海ちゃんは悪くないから」
海ちゃんに席に座ってもらって、昴くんに気付かれないようにお店を出た。
その後すぐ、海ちゃんから『天に送ってもらって』って連絡が来て
お店の外にいた雪森くんが、「千花ちゃん」と私を呼んだ。
「大丈夫?」
「……うん、大丈夫」