昴くんは1人で席に座っていて、スマホをいじってる。
まだ相手の女の子は来てないみたいだから…今連絡してるのかな?
スマホに夢中になってるからか、昴くんが私に気付く様子はない。
外から見てもそれがわかるのか、窓から店内を覗き込んでる海ちゃんたちと目が合った。
いや、昴くんにバレなくても、店員さんにバレたらどうするの!?怪しすぎるよ!?
『恥ずかしいから引っ込んでて』って手をシッシッてジェスチャーしたら、
海ちゃんがびっくりしながら、昴くんの方を何度も指さした。
え、なに?見ろってこと?
ん?と昴くんの方に視線を向けたら
「おまたせ」
昴くんの席に、女の子がやって来た。