はぁ、とひとつため息をついてから、喫茶店に入った。
「いらっしゃいませ」
出迎えてくれた店員さんは、高校生…かな?
……金髪なんですけど。
もしかして、雪森くんか海ちゃんの方が目立たなかったのでは?
「1名様ですか?」
「はい」
「席にご案内しますね」
金髪だけど、感じは良さそうな人…。
って、いかんいかん!
「すいません、あの…
空いてる席、好きなところ座ってもいいですか?」
「? あ、はい。いいですよ。
もし片付けされてないところ希望でしたら、すぐ片付けますけど…」
「それは、大丈夫です!」
店内にいる昴くんの席を確認し、
昴くんの様子が見れそうなところに空いてる席があったので、そこに座らせてもらった。



