二宮さんのマンションで一緒に暮らす事になった乙女さん。



幸せな女の顔だった。



母も勇人さんが帰って来て抱きついちゃってるし、



私も一輝に抱き締めてもらいたくなった。



父さんが俺だけ余り者だなと苦笑い。



メアリーさん、どうか父さんの元に帰って来てき下さいね。



私たちは自分たちのマンションに戻った。



「一輝父さん一人ぼっちで可哀想だね。」



『たけど俺たちは何もいえないよ。


後は肇さんが決める事だからね。


華一緒に風呂はいろう。


体洗ってやるよ。』



私は今妊娠6ヶ月。



大分お腹も出て来た。



一輝は足元が見にくい私を心配して、



毎日一緒にお風呂に入ってくれている。



いつも夕顔が焼きもち焼いて一緒に入ってくるのだか、今日はもう眠っている。


湯船に浸かりながら、私は乙女さんの事を考えている。


「一輝乙女さん同棲ってつまりあれだよね。」



『華の言いたい事分かったよ。乙女さんがエッチするかって事だろう?』



一輝はっきり言わなくていいから。



『多分今頃頑張ってるじゃないかな(笑)。』