暫くして父がコンビニの袋を下げて買って来た。



みんなで父さんを睨む。



「ジージどこ行ってたの?」


父がジージって俺の事?



みんながそうだと頷く。



『昼まだだからコンビニで弁当買って来たんだよ。』


あ、そうだまだ昼ご飯食べてなかった。



父と一輝と私と夕顔。母と勇人さん六人でお弁当を食べた。



夕顔は賑やかなのが大好きだから、大はしゃぎしてる。



『なぁ華俺ジージな訳?俺まだ40前だよ。』



「だって夕顔は私の子だからね。父さんはジージになるわけ。」



しかたないなぁって頭をかく父。



でもジージって甘える夕顔に満更でもない様子。



母の様子がおかしい。



「勇人さん母さん冷や汗かいてない。」



もしかして陣痛?



予定日は来月だよ。



「華お腹が痛い。 」



「一輝車用意して破水してるみたい。


勇人さん母をお願い。


父さん翔と隆は暫く起きないから、夕顔と留守番してて、病院へ行ってくるから。」




『分かった夕顔の事は心配するな。


華も身重なんだから無理するなよ。』